エンザミンの組成
エンザミンには、「酵素様低分子ペプチド」「機能性オリゴ糖」「その他菌体生産物質」「核酸」が含まれていますが、もう少し詳しいデータをご覧ください。
エンザミンに含まれる核酸塩基
核酸とは、遺伝子として知られるDNA(デオキシリボ核酸)と
たんぱく質を造りだすRNA(リボ核酸)の2種類があります。
そのDNAとRNAを構成する塩基には5種類あり、エンザミンには全て含まれています。
● アデニン 分子量135 0.02g/100g
● グアニン 分子量151 0.02g/100g
● シトシン 分子量111 0.01g/100g
● チミン 分子量126 0.02g/100g
● ウラシル 分子量112 0.12g/100g
核酸配合としたサプリメントの人気がありますが、エンザミンも核酸を含有しているのです。
エンザミンが発酵時に産生される酵素
エンザミン製造の発酵過程で産生される酵素を列記しました。
さらに、これら以外にも多数の酵素が産生されていると推測されます。
これらが、エンザミンに低分子酵素(小単位活性アミノ酸残基)として含まれています。
酸化還元酵素 | グルコースオキシターゼ | D-グルコースをO2を使ってグルコン酸に酸化する酵素。同時にH2O2を生成する。 |
カタラーゼ | 過酸化水素を水と酸素に分解する酵素で、作用群としてプロトヘムを持つヘム酵素である。 | |
パーオキシターゼ | 過酸化水素の存在でアスコルビン酸、芳香族アミンやフェノールなどを酸化する酵素。 | |
チトクロームオキシターゼ | チトクロームの一種で分子状酵素と直接反応する。 | |
加水分解酵素 | ペクチナーゼ | ペクチン酸その他のポリガラクツロニド中のα-1,4-ガラクツロニドを加水分解する酵素。 |
ペクチンエステラーゼ | ペクチンのメトキシエステルを加水分解して、ペクチン酸とメチルアルコールを生成する酵素。 | |
タンナーゼ | タンニンを産生する植物及び麹菌等の培養において生ずる酵素。 | |
ホスファターゼ | 生体中に存在する種々のリン酸エステルを加水分解し、無機リン酸を生成する酵素の総称。 | |
ラクターゼ | 種々のβ-D-ガラクトシドを加水分解し、D-ガラクトースとアグリコンを生成する酵素。 | |
インベルターゼ | スクラーゼまたはサッカラーゼともいい、酵母中よりショ糖を転化する酵素。 | |
α−アミラーゼ | デンプンのα-1,4-グルコシド結合を任意の箇所で加水分解する酵素。 | |
β−アミラーゼ | デンプンのα-1,4-グルコシド結合を還元端末から順次マルトースを単位として加水分解する酵素。 | |
セルラーゼ | セルロース中のβ-1,4-グルカン結合を加水分解する酵素。 | |
ヘミセルラーゼ | ヘミセルロースを分解する酵素。 | |
転移酵素 | ヘキソナーゼ | ATPのリン酸基をヘキソースに移転させ、ヘキソース-6-リン酸を生成する酵素。 |
アミノトランスフェラーゼ | アミノ酸とα-ケト酸とのアミノ基転移を触媒する酵素。 | |
トランスアルドラーゼ | セドヘプツロース7-リン酸のケトジオール基を、D-グルセルアルデヒド-3-リン酸のアルデヒド基に転移させ、D-フルクトース-6-リン酸とD-エリトロース-4-リン酸を生成する酵素。 | |
ペプチド加水分解酵素 | エキソペプチターゼ | タンパク質分解酵素の一群。ペプチド鎖のN末端、C末端の隣のペプチド結合を加水分解する酵素。 |
エンドペプチターゼ | タンパク質の内部のペプチド結合をそれぞれの特異性ペプチド加水分解酵素に従って加水分解する酵素。 | |
アスペルギロペプチターゼ | アスペルギロームを分解する酵素。 | |
その他プロテアーゼ | ペプシン、トリプシン、カテプシン、パパインなど | |
異性化酵素 | ホスホトリオースイソメラーゼ | |
ホスホリボイソメラーゼ | ||
ブドウ糖イソメラーゼ | グルコース-6-リン酸とフルクトース-6-リン酸の可逆返還を2触媒する酵素。 | |
合成酵素 | アセチルCoAリガーゼ | |
リアーゼ | ピルビン酸デカルボキシラーゼ | ピルビン酸を脱炭酸してアセトアルデヒドを生成する酵素。 |
フマラーゼ | クエン酸回路に含まれる酵素で、フマル酸とリンゴ酸の相互変化を触媒する酵素。 | |
アスパルターゼ | L-アスパラギン酸を非加水分解的に脱アミノして、フマル酸とNH3を生成する酵素。 |
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